現在、どのような仕事をしていますか?

金属加工の工程は挙げたらキリがありませんが、先輩たちがスムーズに作業できるように下準備をしたり、加工済み品の処理をするのが主な仕事です。

ヤスリやサンダーを使っての面取りやバリ取り、ボール盤での穴あけやタップ切り、フライス加工、仮付け溶接、溶接待ち材料の油取り、5面加工機へのワーク段取りなどが多いですね。
材料は鉄、ステンレス、銅、アルミなど様々ですが、それぞれの処理方法に違いがあり、最初は戸惑うこともありました。

最近では、NC旋盤での加工や、スマートレーザー溶接など、新しい仕事も少しづつ任せてもらえています。

この仕事のやりがいや面白み、難しく感じる点を教えてください

製品を見ても何に使うのか分からなかったり、図面の読み方が分からないなど、入社当初は知らないことだらけで戸惑いましたが、経験を積んでいくと『モノづくりの第一歩』だと実感できるようになってきました。

準備で手を抜いてしまうと、最終的な品質に影響が出たり、先輩が安全に作業できなくなったりするので、常にほどよい責任感とやりがいを持って仕事ができるポジションだと思います。

難しいのは、傷が入るとNGになってしまう材料や部品の取り扱いです。もともと大雑把な性格なので(笑)、慎重に進めているつもりなのですが、失敗してしまうこともあります。
社長を見ていると、自然に取り扱っているのにキズがつかないので、力の入れ方やコツなどをなるべく聞いたり、真似したりするよう心がけています。

どのように仕事を覚えたり、技術を身につけてきましたか?

最初は本当に分からないことだらけだったので、とにかく社長や先輩に聞きまくりました。
みんな体育会系なので、当たりの強さはありますが、忙しい中でも適切にアドバイスをしてくれたり、実際の仕事を通じて教えてくれたりしたおかげで、仕事の流れや基礎が徐々に分かるようになりました。

聞いて教えてもらうのは、決して恥ずかしいことではないと思います。自分だけでは気づけなかったポイントや手順の工夫を学べたり、アドバイスを自分なりに理解して、次の作業に活かすこともできる。

黙っていたら「分かっているから聞かないんだな」と思われても仕方ない。それってすごくもったいないと思います。
もし、自分が先輩になったときは、そのことは必ず伝えたいです。

成長や達成を実感できたエピソードを教えてください

新しい仕事を任されたときは正直うれしいですし、成長できたから任せてもらえた、と思いますね。

特に、スマートレーザー溶接機の導入時からメイン担当を任されたことは、自分にとって大きな経験となりました。会社が設備投資した、と思うとプレッシャーでもありましたが、新しい分野で仕事ができるので、ワクワク感のほうが大きかったです。
この機械は精密な溶接ができるのですが、正確さに加えてスピードも求められるため、気を抜けません。材料の反りなどにも注意が必要なので、一筋縄ではいかないですね。

取り組むべき課題も多いですが、少しずつ技術の向上を実感しながら、成長できている手応えがあります。

今後のビジョンについて教えてください

やはり一人前の職人として自立するのが目標です。

難削材の溶接技術も身につけていきたいし、ファイバーレーザー溶接で会社事業の一角を支えられるようにもなりたい。
NC関係の業務は、NCプログラムや軸の動きなど、頭を使って考えながら取り組む場面が多いので、考え方の基本から身につけていきたい。

やるべきことが多すぎて、正直大変だなと感じるときもありますが、目の前の課題を一つずつクリアしていくことで、自分だけの技術と経験が必ず身につくと信じています。

一足飛びにはいかないからこそ、職人の世界に面白さを感じています。

どんな人と働きたいと考えていますか?

積極的に質問できる人です。

それさえできれば、あとは僕たちがバックアップします。押さえつけるような指導ではなく、自分で考える力も含めて技術を身につけられる指導をしたい。当社で働く全員がそんなスタンスですので、安心してください。

当社は少人数なので、距離が近そうと思われるのですが、相手の時間を尊重し、ほどよく距離をとって仕事しています。そんな社風に合う方だと最高ですね。

オフの時間

趣味は何ですか?

筋トレ、バイク、野球ですね。
もともとプロレス観戦が好きで、レスラーってどうしたらあんな体になれるんだろうと思って筋トレを始めてみたら、ハマってしまいました(笑)

休日の過ごし方は?

外で過ごすほうが多いです。
野球チームに所属していて、不定期ですが試合もしています。
バイクはツーリングにも行きますし、バイク通勤もしていて、乗らない日はないくらいです。

求職者へメッセージ

当社は正直、職人気質な会社ですし、重量物や危険物を扱うことも多い仕事です。
業務上、どうしても語調が強くなりがちですが、安全第一で仕事を進めたり、大切なことを伝えるために一生懸命になっていたりと、しっかりとした理由があります。僕も最初は圧が強い、と感じていましたが、かなり慣れました(笑)
実は優しく頼もしい人ばかりです。もし不安な場合は、職場見学なども受け付けていますので、ぜひ見に来てください!

その他のメンバー紹介

甲斐 信博

(溶接技師)